~江戸の循環農業が息づく~
応援メッセージ
小林綾子(女優:ナレーション担当)
一人でも多くの方に観て頂けると嬉しいです。
360年以上にわたり、伝統的な農法で、その土地を大切に守って来ました。
武蔵野は、大都市圏では唯一、日本農業遺産に認定されています。
3年の歳月をかけて製作されたこのドキュメンタリー映画「武蔵野」。
静かにじわじわと、その温かみが伝わってきますよ。
村上 龍 (作家)
友人である原村監督のドキュメンタリー『武蔵野』を推薦します
映画『武蔵野』では、「境界に囲まれた土地」で農業を営む人々が描かれます。人々は、心の底からの、しかも慎ましい笑顔を見せています。幸福、喜び、楽しさ、そんな言葉では表せない笑顔です。わたしたちが本来持っていた貴重で希少な「笑顔」に、この映画で出会うことができます。
澤地 久枝 (作家)
あなたにも観ていただきたい
どこに武蔵野はあるのか?が私の多年の実感だった。映画を観て、「ああ、これが武蔵野」と胸から引き出される思いがある。おとなしくてタフな原村監督ならではの作品だ。
吉永 みち子 (ノンフィクション作家)
是非、若い世代に見て欲しい
自然とともに生きること、命を繋いでいくこと、人が助け合うことはどういうことか。循環、共存、協働などの言葉だけが軽やかに飛び交う今、立ち止まってその言葉が宿す深い意味を感じさせてくれる。そして農を超えていろいろと考えさせられる映画です。
池内 了 (名古屋大学名誉教授/宇宙物理学)
原村ドキュメンタリー映画が問いかけるものに目を向けよう
原村ドキュメンタリー映画は、いつも私の心をゆさぶり、いつまでも私を考え込ませる。その作品に描かれた対象に密着して、見えない部分までも描き出しているからである。映画なのに見えない部分というのは矛盾していると言われそうだが、見える部分を徹底して凝視することによって、見えない部分まで脳裏に浮かび上がらせ、あたかも現実に撮られた場面であるかのように思わせてくれる、という意味である。
高橋 卓也 (山形国際(土)キュメンター映画祭 事務局長)
人情家・原村監督が描く「武蔵野」が現代人に生き方の確かなヒントを
今、農業の営みの歴史や農民という生き方を見つめてこそ、浮かび上がってくる大事なものがあることは、誰もが心のどこかで予感し、リアルに感じて居る人も多いと思う。しかし、今の日本の社会が、その身体性も伴った正常な感覚とは真逆の方向に向かおうとしているのはどうしたことだろう。でも、一方で、武蔵野という地でその大事なものと感覚を守り継承しようと取り組んでいる人たちが紛れもなく居る、しかも生き生きと居ることを、この映画「武蔵野」は伝えてくれる。
宇根 豊 (百姓・農と自然の研究所代表)
農の精神性に気づくこと
映画「武蔵野」に身を浸していると、なぜ身近な天地自然が、私たちにとっていいものか、なぜそう感じるのか、という農の精神性に、百姓でなくても気づいてしまうでしょう。
九州の百姓としても、ついうなずいてしまうものが、この映画を埋めつくしています。
熊沢 喜久雄 (東京大学名誉教授/植物栄養学・肥料学)
映画『武蔵野』には「農のこころ」が映し出されています
武蔵野に残されている落葉樹林帯は持続可能な地域資源循環的農業を支えるものであり、人の心を癒すその景観とともに永く保存したいものです。映画「武蔵野」を通して多くの方に、「農のこころ」が理解されることを期待しています。